広渡排水機場再整備事業について
県土整備部
具体的内容
本町は、遠賀平野と呼ばれるほど市街地の大半が低地に位漱し、上流からの流れこみや下流からの潮の干満の影響を受けることから、湛水防除は住民の生命財産を守るための生命線となっています。このため、本町の中央部を北東に縦断する一級河川の西川に合流する、県営河川の吉原川及び戸切川の改修工事が県のご尽力により進められておりますが、広渡排水機との一体運用をしなければ冠水する地域があり、.町内の住宅地・農地・道路等に大きな支障をきたすとともに、大きな被害が発生しています。特に近年、ゲリラ豪雨・長雨等で流域部の端部にまで冠水する等、通常では考えられない現象が見受フけられます。
流域3000町民の冠水対策として機能している広渡排水機場は、ポンプの耐用年数が20年と言われているなか、昭和42年稼働から既に43年が経過し、現在県より委託を受けて湛水防除を行っていますが、防潮樋門の痛みやポンプ施設に対する不安が年々増大しており、緊急時にフル稼働できない状況にも直面しています。
このような不安・危険な状況から町民の生命財産を守り、安心安全の生活を築くた
め、1日も早い全体整備を強く要望します。
県の回答
平成、23年度の出水期前までに広渡排水機場の3機のポンプのエンジン分解整備を行い、機能確保を図ることとしております。
また、排水機場の再整備につきましては、早期に工事に着手できるように関係機関との協議等を行い.ながら検討して参ります。